都市開発に従事しているけどビルとか少しくらいなくせばいいと思う人が書く下北沢とteto

最近tetoと云うバンドをよく聞いている。アルバムを100周はしてる。

もう心が奪われたと言ってもいいくらいだ。なんせ下北沢のライブ帰りに泣いたしな。

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就職してからは、学生時代のようにライブハウスに通うこともなくなっていたし、

下北沢にも全然行かなくなっていた。

そういえば、俺と同じように最近下北沢に行っていない20代も後半に差し掛かった世代の人、もし知らなかったら教えるけど、GOPALは潰れて住友不動産になったんだよ。訳がわからないよね。ライブ終わり、友達と話す時、女の子と遊ぶ時、1人でゆっくりしたい時、めっちゃめちゃ利便性高かったのに。オムライスは美味しいし、酒は割と美味しかったのに。

 

そして、久々の下北沢はびっくりするぐらい居心地の悪いものだった。

下北沢はサブカルな人間にとっては聖地のようなところだと思っていた時期があったけど、今行くと、バイトはみんな死んだバンドマンだし、駅を出たところは目の前がトイレだし、かと言って綺麗なトイレは全然ないし、居心地のいいカフェも少なくなっているし、カレー屋も潰れてきているという感じで全然ゆっくりできない。

古本屋とかも前はふらっと寄ったりしたけども、もう大人になったので、古本屋は"古本との出会いを見つける場所"じゃなくて、"それっぽい自分を演出する"ところだと知っているので入ろうと思えなかった。価格も高いし、欲しい本は結局そういうとこだと見つからないのも知っているし。

他に下北沢に残っているものと云ったら、バンドマンの死体と、絵に描いたサブカル女と、汚いスーパーと、大学生と、タバコをふかしている痴呆が入った爺さんとかだ。まともなのは主婦の方々だが、それは勿論しまむらに行くような格好なのでオシャレかどうかは判断不可能。

インテリアショップとかもあるんだけど、なんかアンティークっぽいのばっかで苦手だ。

 大学生の時は輝いて見えていた街が、今だと灰色な風景に見える。

この絶望感、ほんと嫌だな。

 

そんな感じだったので、下北沢にライブを見に行ったけど、ライブ前はおそらく相当死んだ顔をしていたと思う。でも、帰る時は涙を少しこらえながら、服に着いたタバコの臭いを気にしながら帰った。本当teto観れてよかった。

 

tetoを含めバンドマンの多くって、もはや僕と同い年のやつらばっかなんですよ。

で、その同い年のやつらがさ、"何度も、何度も、何度も、何度でも輝いて生きていたいよ"と叫んでるのを聴いちゃったらさ・・・そりゃ泣くわ。

 

ちょうど、25,6歳って仕事に忙殺されて、帰ってきたら寝るしかない時もあるし、休日だってなんか超速で過ぎて、1ヶ月はあっという間に過ぎて・・・なんか・・・・生きてんのかな・・・と思い悩む歳だったりする。

ほぼ毎日こんがらがってるin my brain。

 

で、それと比較するとそういう奴らがもう極端に眩しく見えて。

それと同時に、"ああ生きなきゃ、生きないと、もっと生きていたいな"って思う。

まあ、次の日も帰宅したのが24時を超えたんですけども。